アークナイツで複数の敵をまとめて処理したい場合、高台から術ダメージを与える範囲術師と、地上から広範囲を攻撃する潜伏者(特殊)が候補に挙がります。

しかし、「範囲術師を配置したのに思ったほど敵を巻き込めない」「潜伏者は敵をブロックできないため使い道が分からない」と悩む場面は少なくありません。範囲術師の攻撃判定の仕組みと、潜伏者の持つ特性を把握し、両者を適切に組み合わせることで防衛ラインの殲滅力は大きく向上します。

範囲術師の攻撃仕様|全体攻撃ではない「着弾点周囲」の判定

範囲術師は、攻撃範囲内にいるすべての敵へ同時にダメージを与える職分ではありません。基本仕様は、攻撃範囲内で狙った1体を中心とする小範囲にスプラッシュダメージ(着弾点周囲への範囲攻撃)を発生させる仕組みです。

そのため、射程内に複数の敵が侵入していても、敵同士の間隔が離れていると主目標の周囲にしか攻撃が当たらず、単体術師と大差ない攻撃効率になってしまいます。出撃コストが30前後に達するほど重く、攻撃速度も遅めに設定されているため、敵がまばらに歩いてくる段階で配置してもコスト分の成果を得にくくなります。

潜伏者の強み|ブロック数0と範囲内全員攻撃

潜伏者(イーサンやマンティコアなど)は、範囲術師とは異なり「自身の攻撃範囲内にいる敵全員」を同時に攻撃できる特性を持ちます。

さらに、ブロック数が0であるため敵と接触せず、近接攻撃を受けません。敵から狙われにくい特性や回避能力も備えているため、地上マスに配置しながら遠距離攻撃で倒される危険を抑えられます。敵をブロックできない点は、後方に重装や前衛を控点として配置することで解決し、通過する敵の群れへ一方的に攻撃や状態異常を与え続ける役割を担えます。

範囲術師と潜伏者の性能比較

複数敵への攻撃手段を持つ両職分ですが、配置場所やコスト、攻撃判定の性質が大きく異なります。

項目範囲術師(拡散術師)潜伏者(特殊)
配置マス高台地上
出撃コスト重い(概ね30前後)軽い(概ね15〜20前後)
攻撃対象の判定主目標の着弾点周囲攻撃範囲内の敵全員
敵のブロック不可(高台配置のため)0(接触せず素通りさせる)
被弾リスク通常の優先度で狙われる狙われにくく生存力が高い
得意な役割密集した敵への瞬間的な高火力術ダメージ継続的な全体物理削り、足止めやバインド

範囲術師は敵が密集した地点を一気に殲滅する爆発力を持つ一方、高いコストと配置場所の制約を受けます。対して潜伏者は、地上マスを柔軟に使いながら低コストで展開でき、敵の進行を遅らせるサポートに長けています。

潜伏者と範囲術師を連携させる配置手順

潜伏者の足止めやバインドを活用して敵を1箇所に滞留させると、範囲術師の着弾点に複数の敵を効率よく巻き込めます。

  1. 先鋒でコストを稼ぎ防衛ラインを仮組みする

範囲術師はコストが重く、潜伏者も敵を足止めできてもブロックはできません。まずは先鋒を配置してコストを確保し、敵を食い止める基盤を作ります。

  1. ブロック役の手前に潜伏者を配置する

敵が進行してくるルート上の地上マスに、重装や前衛の1〜2マス手前となる位置へ潜伏者を配置します。潜伏者は攻撃を受けにくいため、医療の回復範囲外でも単独で機能しやすい利点があります。

  1. 敵が密集するマスを高台アタッカーの射程に収める

潜伏者のスキルで敵が滞留するマスや、後方のブロック役が敵を抱える地点を着弾点にできるよう、範囲術師を高台へ配置します。敵の足が止まって団子状に重なることで、範囲術師のスプラッシュダメージが無駄なく全体へ行き渡ります。

範囲術師を効果的に機能させる運用のコツ

範囲術師の強みを引き出すには、配置タイミングと攻撃地点の選定が重要です。

  • コスト供給が安定した中盤以降に投入する

敵の進軍ルートが定まり、まとまった群れが押し寄せるウェーブに合わせて配置します。序盤から無理に置こうとすると、コスト不足で前線の展開が遅れる原因になります。

  • 敵が立ち止まるポイントを着弾点に選ぶ

敵が一直線に移動している通路ではなく、重装が敵を抱えている地点や潜伏者が足止めしている地点に攻撃範囲が重なる高台を選びます。敵の密度が高い場所を攻撃させることで、重いコストに見合う殲滅力を発揮できます。

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鈴木 翔太

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