CRL20勝チャレンジで注目を集めた進化オーブン型スプラッシュヤードは、従来の墓石型が持つ受け性能を受け継ぎながら、継続的なレーン圧力とカウンター性能を高めたデッキ構成です。

勝率を安定させる鍵は、序盤に無理な攻めを仕掛けず、進化オーブンとヒーローアイスウィザードでエリクサー有利を作ったうえで、防衛残存ユニットに合わせてスケルトンラッシュを展開することです。基本となる採用理由と、攻防の具体的な手順を解説します。

従来の墓石型との違いと進化オーブンの役割

進化オーブン型スプラッシュヤードは、防衛施設枠に進化オーブン、防衛の主軸にヒーローアイスウィザード、地上受けと回転に進化スケルトンを採用し、フィニッシャーとしてスケルトンラッシュとポイズンを組み合わせます。

従来の墓石型と比べると、相手の防衛リソースを削る性能に大きな違いがあります。

比較項目従来の墓石型進化オーブン型
主な防衛の役割単体攻撃ユニットの誘導と足止め範囲ダメージによる小型処理と敵主力の誘導
相手への圧力自陣内に留まり相手タワーへの負荷は低いスピリットにより放置を許さずエリクサー消費を強要
スケラとの噛み合い防衛後に残るスケルトンは少量スピリットが相手の受け札となる小型群れを排除

配置の基本は中央やや自陣寄りです。相手の突進ユニットや大型ユニットを中央へ誘導しつつ、定期的に出現するスピリットで逆サイドの牽制や主戦場の露払いを担います。相手は生成されるスピリットを処理するために手札を割く必要があり、スケルトンラッシュの防衛に使いたい小型ユニットや範囲攻撃ユニットを事前に消費させられます。

ヒーローアイスウィザードとトルネードによる防衛手順

守りの要となるのは、減速性能と広範囲制圧力を持つヒーローアイスウィザードと、敵を集約できるトルネードの連携です。敵ユニットを自陣奥深くに引き込み、オーブンの射程内で安全に処理します。

具体的な防衛手順は次の通りです。

  1. 施設の設置: 相手の主力を中央へ誘導できる位置に進化オーブンを配置、または維持します。
  2. 減速の付与: タワー後方や中央の安全な位置にヒーローアイスウィザードを展開し、進軍してくる敵全体へ遅延効果を付与します。
  3. トルネードで集約: 相手の後衛や複数ユニットが重なったタイミングでトルネードを使い、オーブンの射程とアイスウィザードの攻撃範囲へまとめて引き寄せます。
  4. スキルの発動: 密集した敵部隊の体力に応じてヒーロースキルを使い、一気に削り落として防衛を完結させます。

この手順により、相手に過剰なエリクサーを消費させつつ、自陣の被害を最小限に抑えてカウンター用のユニットを残せます。

スケルトンラッシュを通すカウンターの判断基準

スケルトンラッシュは単体で奇襲するのではなく、防衛で生き残ったユニットが相手タワーのターゲットを取る瞬間に合わせて発動します。ナイトや生き残ったヒーロー、オーブンから出たスピリットが橋を渡るタイミングが攻撃の合図です。

攻めを展開する際は、相手の防衛受け札を予測してポイズンを構えます。アーチャーやコウモリ、ゴブリンなどの小型群れユニットだけでなく、中型ユニットに対してもタワーごと巻き込んでポイズンを打つことで、相手の防衛網を素早く崩せます。オーブンから出たスピリットがタワーへ同時に到達していれば、相手の防衛ユニットを即座に排除し、スケルトンラッシュによるタワー削りを確実に通せます。

エリクサー倍率別の立ち回りと確認点

時間帯ごとのエリクサー管理を誤ると、カウンターを返された際に防衛が破綻します。試合段階に応じた役割分担を意識してください。

シングルエリクサー時間帯(序盤)

  • 受けに専念する: 無理にスケルトンラッシュを狙わず、進化オーブンの設置とヒーローアイスウィザードによる防衛を最優先にします。
  • 攻めを抑える: スケルトンラッシュとポイズンを合わせると計8エリクサーを消費するため、エリクサー優位が確定していない段階での発動は避けます。

ダブルエリクサー以降(終盤)

  • 進化サイクルの把握: 進化オーブンや進化スケルトンが手札に回る巡目を管理し、進化状態で防衛ラインを構築します。
  • 呪文削りの判断: 相手の守りが堅固でスケルトンがタワーに届きにくい場合は、スケルトンラッシュとポイズンでタワーを巻き込んで直接削り、判定勝ちを視野に入れます。
  • 余剰エリクサーの確保: カウンター攻撃を仕掛ける際もエリクサーを使い切らず、逆サイドへの奇襲に備えて3〜4エリクサーを手元に残して対応します。
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鈴木 翔太

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